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年の終わりの纏めとて (2016)

9月

渋谷WWW Xにて開催されたAnderson .Paak & The Free Nationalsの来日公演へ。時にハンドマイクで、時に自らドラムを叩きながら歌うパック、そして彼の脇を固めるフリー・ナショナルズの演奏によるグルーヴに踊らされた。1時間強という決して長くないワンマンライブだったが、幸福と享楽がステージとフロアを満たしたひとときだった。会場となったWWW Xの音鳴りのヌケが良く、大音量でも煩く感じないサウンドシステムは、この日のライブの成功に一役買っていたように感じた。



10月

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」第1話をオンタイムで観賞。10月の初め頃は、流石に2年連続の紅白は厳しいよなーという様相だったであろう星野源がお茶の間へのブレイクを果たした大きな一手。第1話のストーリーは登場人物の人となりの紹介に終始したものだったが(回を重ねる毎にそれぞれの人物像がより重層的になっていく物語の丁寧さも素晴らしかった)、エンディング、テレビの画面に映った「恋ダンス」の衝撃たるや。出演者勢揃いで踊る恋ダンスを初めて見たのがYouTubeではなくテレビの画面だったことはとても幸運だったと思う。

自分の母校である大学の学祭、サークルの催しに顔を出す。自分はOBなので、要は外野の人間になる訳だけれども、今回外野の人間として、らしさのある関わり方が出来たかなと思う。外野の人間だからこそ抱いてしまう客観性を活かす形で、催しに関わることが出来たように感じた。


11月

大学からの友人に誘われ、Zepp Tokyoにて開催された大森靖子のレコ発ツアーファイナル公演へ。彼女の楽曲の魅力であるポップなメロディーがサポートメンバーの演奏によって一塊のバンドサウンドになり、それをスピーカーからひたすらに浴び続けた2時間半だった。彼女の曲の歌詞からは、カメラを起動させたスマートフォンを鏡に向けた瞬間の、独りよがりが永遠に続いていくような感覚を感じた。


12月

Apple Musicの影響により、新譜を積極的に購入していなかった2016年の今までが嘘だったかのように、毎週発売日にCDショップへ駆ける1ヶ月だった。購入したものは以下の通り。

冨田ラボ「SUPERFINE」
cero「街の報せ」
・Various Artists「きれいなひとりぼっちたち」
GUIRO「ABBAU」
・KOHH「YELLOW TΔPE 4」
・原田晃行「機嫌予報」
 (購入順)

このラインナップが今年の年間ベスト!と呼んでも差し支えないくらいの充実ぶりであると感じる。これまで本ブログで取り上げたものを除いて1月~11月で挙げるとするならば、

サニーデイ・サービス「DANCE TO YOU」
Lantern Parade「遮断する」
・ナツノムジナ「艀 ・ 凪」

になるだろうか。

来年の話をすると鬼が笑うと言うけれど、来年の発売が予定されているELMERのファーストアルバム、どついたるねんのニューアルバムへの期待も膨らむばかりだ。


 

9/10 山形県朝日町 / 寺フェス'16

山形県は朝日町、若宮寺にて開催された寺フェス'16へ。

公共交通機関で会場へ向かうルートとしては、山形駅からJRフルーツライン左沢線に乗って左沢駅へ。左沢駅から路線バスで朝日町役場へ向かう。(町役場から会場まで無料シャトルバスが運行されている。)しかし、JR左沢線は1時間に1本、路線バスは土日だと1日に4本のみの運行であり、無料駐車場として開放された朝日町役場へ自動車での来場が推奨された。

無料シャトルバスに乗り、山の面影を強く感じる曲がりくねった坂道を進む。その中腹に若宮寺は位置していた。バスを降り、石段を登った先に広がっていたのは、町のお寺と呼ぶに相応しい空間だった。屋外の庭エリアには、朝日町をはじめ山形に縁のある様々な出店が展開された。また、木をチェーンソーで切り出して作られた動物のオブジェが数多く展示され、会場を彩った。

本イベントでは寺院の本堂が演奏スペースとなった。本堂の内部は襖が取り払われ、横長の会場となった。上を見上げると、金色に輝く天蓋や幢幡がぶら下がっている。向かって正面には11の観音様が縦に3列、計33の観音様が一様に並べられていた。この観音様が並ぶエリアと客席となる畳のエリアの間には20cm程度の段差がある。登坂高典住職の説法によると、この段差が死後・仏の世界である"内陣"と私たちの生きる世界である"外陣"の境界を表す、とのことだ。その段差を利用する形で、内陣の手前側にマイクスタンドとギターアンプがセッティングされた。

13:00、主催者である登坂尚高の前説を終え、袖に捌けた後に固い握手を交わし、入れ替わるように原田晃行が登場した。初めは緊張からか、どこか気恥ずかしそうな様子だったが、ローランドJC-120から鳴らされるセミアコのギターカッティングを重ねる度に、演奏もより自然な形へ変化していった。「自分山形出身で、山形中央高校だったんですけど、6年振りに会う友達も今日来てくれてて、嬉しいです」と故郷山形でのライブに喜びの表情を見せた。200年の歴史を誇る本堂にエアコンは勿論無く、原田は「あちぃ」と腕を上げ、Tシャツの袖で汗を拭う。縦の線に汗が染まる。正面には"Hi,how are you?"の文字とキャラクターが描かれたダニエル・ジョンストンの橙のTシャツだった。

本堂を出て、転換の間にトイレを済ませようとするも、間もなく登坂尚高のライブが開始した。本イベントの出演者は多くがギター1本の弾き語りだったため、転換時間が5分程度の場合が殆どだった。ライブ後の熱気が冷め切らないうちに、次の出演者のライブが始まる。これこそが今回の寺フェスの大きな特徴であり、一番の魅力であると感じた。

登坂尚高〜登坂高典(説法)〜豊山太鼓千響&上田秀一郎、は本堂の外に出て屋外から立ち見で鑑賞。本堂内のステージの両サイドに設置されたスピーカーに加え、屋外にも小振りなスピーカーが4つ設置されており、本堂内に入れなくともライブが十分に楽しめるよう配慮がなされていた。

売店の出店では、天童産の桃を使用したピーチスムージーを頂く。桃と氷をミキサーにかけて作られた黄色のスムージー。恐らく"黄金桃"という品種の桃だろう。果実由来のとろける甘さが非常に美味だった。また、原田晃行のライブのMCでも触れられていたコーヒーとカセットテープ販売のお店へ。カセットテープに限らず、ポータブルのプレイヤーも販売されており、それを購入。店主のご厚意で、カセットテープも1本付けて頂いた。有り難うございました。

会場である本堂に合わせて黄色のシャツに身を包んで登場した、前野健太。1stアルバム「ロマンスカー」から最新作「今の時代がいちばんいいよ」までの曲に加え、未リリースの曲も多く披露される充実のライブとなった。一番の盛り上がりを見せたのは、新曲「天草マンボブギ」。老若男女の観客がブギのリズムに合わせ裏拍で手拍子を打つ。本堂の演者と客席の近さは、観客の盛り上がった反応をダイレクトに伝わらせ、前野健太の演奏を大いにヒートアップさせた。

若宮寺と同じく真言宗のお寺の家の息子でもある、松本素生(GOING UNDER GROUND)。1曲目に披露された曲は「ハートビート」。イントロが演奏されると客席から大きな歓声が上がった。MCでは、初めは5人だったメンバーが3人になってしまった自身のバンドについて語られた。「2枚目のファーストアルバムと呼べる作品になったと思います」と自ら評した新譜「Out Of Blue」から演奏された楽曲「the band」は1人の弾き語りでありながら、バンドで作る音楽への強い自信が溢れる演奏だった。

銀杏BOYZのライブを待つ客席は独特の緊張感に包まれていた。ローディーがサウンドチェックを行う中、峯田が袖の襖から顔を覗かせると、観客から歓声が上がる。程なくして登場した銀杏BOYZ峯田和伸は盛大な拍手で迎えられた。1曲目「人間」。緊張と少しの照れを浮かべた様子で演奏が始まる。観客は食い入るように演奏を見つめる。2曲目「生きたい」の演奏を終えると、峯田は「ふう」と溜め息を吐いた。境内の外を指差し、「ここから向こうにある山辺町の家から山形市の高校まで自転車で30分掛かる一本道の県道が通学路で、高校生の頃は毎日イヤホンして音楽聞きながら通学していました。大学生になって上京して、はじめて作った曲です」と「YOU & I」が演奏された。続けて「骨」の演奏を終えると、「半袖着て来ればよかったー」と小さく呟いた。長袖の青いシャツ、その首元は汗に染まっていた。その後、「夢で逢えたら」「新訳 銀河鉄道の夜」「光」が演奏された。「自分も今年で39歳で、18歳の時に山形を飛び出して上京して、東京で過ごした年数の方が長くなってしまって、なかなか山形には帰れていなくて。あんまり言いたくないけれど、山形はやっぱりいい所ですね。」口元を手で隠し、照れた様子で峯田は語った。「次は、BABY BABYという曲をやります」というMCに続いて「BABY BABY」が演奏される。曲の後半、峯田はアコギを抱えたまま、ステージである内陣から客席の外陣へ降り、サビを繰り返し演奏した。オフマイクの峯田の歌声は本堂とその外に広がる夜空へ響き渡った。打ち込みのオケに乗せて披露された「ぽあだむ」。峯田は歌いながら、ハンドマイクを片手に客席の中へ飛び込んだ。客席を包んでいた膜が破かれ、銀杏BOYZと観客の間にあった境界が無くなった瞬間だった。歌う峯田にしがみ付いて離れない女性。頭が真っ白になった様子で恐る恐る峯田の体に触れる男性。峯田はそのまま本堂の縁側まで歌いながら突き進んでいく。観客の熱狂に包まれ、ライブの本編が幕を閉じた。

アンコール。峯田は本イベントの主催者である登坂尚高と共に登場した。「出演させてもらった『奇跡の人』の撮影が3月に新井薬師っていうお寺さんであったんですけど、そこに修行の一環で僧侶として新井薬師に来ていた登坂くんにオファーしてもらって、今回出させてもらいました」と今回の出演の経緯を紹介した。椅子に座って弾き語りで「大人全滅」が演奏される。登坂尚高はステージ上手の袖に正座で座り、溢れる涙を拭いながらも、銀杏BOYZのライブを眼に焼き付けていた。

銀杏BOYZのアンコールが終わり、主催者の登坂尚高が後説のためにステージへ再び登場した。登坂の口から出演者の方々、出店の方々、ボランティアスタッフの方々、そして観客への感謝の思いが語られた。その表情は泣いているのだけれど、笑ってもいて、心の底から嬉しさが溢れ出た様子だった。東北は山形の中心部から離れた町の寺院で開催されたこの寺フェスというイベントは、間違いなく登坂尚高の音楽への深い愛と情熱が一番の呼び水で、それこそが今回の成功を生んだ一番の要因だった。寺フェスと彼への感謝の気持ちを込め、観客からこの日一番の拍手が贈られ、大団円でイベントは幕を下ろした。

 

9/9-11 山形

大きなキャリーバックを引いて歩く大学生たちの後に続いて駅の改札を出る。間もなく大学生たちは「合宿免許 生徒の皆さま xxドライビングスクール」と書かれた紙を持った男の周りに集まっていった。2週間もジシャコーに捧げる程の余裕の無い、2泊3日の夏休みの備忘録。

 

9/9(金)

先ず、山形と言えばラーメンでしょう!と意気込み、ケンちゃんラーメンへ。中華そば普通盛をトッピング全部と、濃口/油っぽく/身入りで。ケンちゃんラーメンは数ある山形県内チェーンでもかなりオルタナティヴなラーメンであると感じる。前述の味の濃さ、液体油量の調整、固形脂身の有無のチューニングが可能な点。細切りのメンマ、濃厚な焼き海苔、昔ながらの叉焼、そして何より手打ちのビロビロ中華麺。丼に盛られたこれらを一度に口に頬張った時のしっちゃかめっちゃか感、堪らないものがあった。行列こそ無かったが、ご馳走様と店を後にする客と入れ替わるようにまた新しい客が来て、と繁盛の様子に山形の人々と街のラーメンの深い結び付きを感じた。

続いて、山形県郷土館「文翔館」へ。旧県庁舎、旧県会議事堂であるこの建物が建てられたのは、今から丁度100年前の1916年。歴史あるこの建物では、丁度「山形ビエンナーレ2016」の展示も開催されていた。東北地方は真ん中に奥羽山脈が連なっていて、それを取り囲むように東北の六県が位置していて、さらに山形の内陸部はどこを向いてもその奥に山があって(盆地)、そんな山と東北の切っても切れない関係性を山形で切り開こう、というコンセプトのアートイベントであると(勝手に)感じた。

文翔館からかつてのシネマ旭(山形旭座)方面へ。跡形もなく更地となった後、タイムズの駐車場になったシネマ旭、入り口前の映写機のオブジェが撤去され、居抜きでカラオケボックスになったミューズを眺め、映画館なきシネマ通りを歩いた。道中、ある建物が目に付いた。山形七日町二郵便局という建物。内装はごく普通の郵便局だが、外装の造りに漂う雰囲気に心を奪われてしまった。小さい看板によると、1925年、文翔館と同じく大正時代に建てられた建築だそうだ。文翔館のように街のシンボルとしての大正建築にも、90年を経て郵便局として街に溶け込む形の大正建築も、それぞれが魅力的であると感じた。

 

9/10(土)

山形県朝日町、若宮寺にて開催された寺フェス'16へ。詳細は以下のリンクから。 

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もし自分が中学生・高校生でこの寺フェスに行っていたら、自分の人生が変わっていたかもしれないな、なんて思ってしまうイベントだった。トップバッターの原田くんからトリの銀杏BOYZまで、そのラインナップの並びはとても自然なもので、そこに意味があって、それぞれが良いライブをして。そのライブを見ている自分も、僕の中の少年に自分自身が飲み込まれてしまうような、そんな瞬間だった。あと、非常に個人的な話になるが、自分が高校生の頃、2008年に山形市でDO ITというライブイベント(会場は前述のシネマ旭)が開催されて。当時行きたい気持ちがありながら、結局なんとなく行かなかったことに対して今までずっと後悔の思いがあって。その後悔が8年経って今回やっと晴れたように感じた。過去とか未来とかじゃなくて、今現在にすべてを注がなきゃ意味が無いな、と思った。

 

9/11(日)

奥羽本線、天童南駅で下車。徒歩2分のイオンモール天童へ。イオンモールは一般的に"紋切り型の"と称されることが多い施設だが、そうは断言出来ない違い・特色があることをここに記したい。施設の造りで言えば、20年前に作られた古くからのイオンモールは天井が低く、館内の通路が直線になっている。一方2年前に開業した天童を始め、近年のイオンモールは天井が高く、館内通路が曲がりくねっている、というような館内を歩いて初めて分かる違いがある。また、出店するテナントにもそれぞれの特色が強い。イオンモール盛岡では2012年、タワーレコードが閉店を発表するも、閉店を惜しむ声と交渉を受けタワーミニ(小型店舗)としての営業継続が決定。今年3月の増床リフレッシュオープンの際に、再度タワーレコードとして開店した。また、青森県つがる市イオンモールでは、アミューズメント施設(ゲーセン)の跡地につがる市図書館が開設するなどの例が挙げられる。今回訪れた天童のイオンモールは外観としては大きく存在感を感じるが、内観は曲がった通路もそうだが、広さを感じさせ過ぎない造りになっているように感じた。今回の訪問は日曜日だったので、圧迫感を感じるほどの館内の混雑だったが、平日の閑散を感じさせない、という点が1つのテーマになっていると感じた。

続いて天童市の「手打 水車生そば」へ。一般的なそば屋さんの店構えであるが、注文したのは「元祖鳥中華」という中華そば。店内の他の客の多くもこの鳥中華を注文し食していた。そば屋由来の和風だしの効いた甘みのあるスープに鶏肉、刻みのり、天かすが浮かぶ。丼の底から掬い上げる黄色く縮れた中華麺、これがまた美味しい。一般的な醤油ラーメンからはかけ離れているのだけれど、癖になるドメスティックな美味しさの中華そばだった。

水車そばから天童駅へ歩く道中、コンビニエンスストアで単三電池を購入。天童駅に着き、ホームのベンチに座り電車を待つ。前日の寺フェスの出店で購入したポータブルのカセットプレイヤーに単三電池とオマケで貰ったカセットテープを収めた。再生ボタンを押す。リズムボックスのビート、レゲエの風を感じるベースライン、艶やかな歌声。新しい音楽と出会った瞬間の、その新しさが自分の中に染み込んでいく感覚と、その出会いが自分の意思ではなく、店主の偶然のレコメンドだったことの嬉しさと、そんな思いを交錯させながら、イヤホンから流れる音楽に耳を傾けた。間もなく山形行きの普通電車がホームに到着した。

 

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8/17 中野 / 銀杏BOYZ 特別公演「東京の銀杏好きの集まり」

台風一過、東京。この日の東京は、青い空から残暑の陽射しが降り注ぎ、台風が残した心地よい風がそれを中和させるような気候だった。中野駅のホームから北に望むランドマーク、中野サンプラザへ。銀杏BOYZの8年半振りの全国ツアー「世界平和祈願ツアー2016」追加公演「東京の銀杏好きの集まり」へ行ってきました。

 

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19時、ホールに開演を知らせるブザーが鳴り響く。客電が消えた後、ステージに大きな白いスクリーンが降下し、映像が映し出された。ラーメン屋。食事の後、峯田は店の前で写真を撮る。歓楽街。酒屋の外壁に大きく描かれたモナリザの絵の前で写真を撮る。ニッカウイスキーのネオンサインに照らされた、大きな交差点を渡る。コンビニの前で2人のサラリーマンに声を掛けられた。1人は30歳代のサラリーマン。写真撮影の要望に峯田は快く応じた。もう1人は50歳代のサラリーマン。「見てたよ、NHKのドラマ。録画して見た、良い作品だったよ」峯田が照れた表情を浮かべると、サラリーマンは峯田のドラマの役と違わない様子に喜びの表情を見せた。50歳代のサラリーマンからも写真撮影を求められ、峯田は応じた。続いて、20歳代の若者2人に遭遇、写真撮影を求められた。「せっかくススキノに来たからにはこの後風俗行くんですよね?」「ツアー中、エッチなお店には行かないって決めているんだよね」しかし、若者2人と峯田の会話は収まる様子を見せない。会話に何度も自主規制音が重なり、映像はフェードアウトした。

1曲目「人間」。暗闇の会場、スピーカーから峯田の歌声が鳴り響く。しかし、ステージにその姿は無い。スポットライトは1階の客席、下手中央のドアの前を照らした。白い半袖のTシャツ、赤い短パンに身を包んだ峯田はワイヤレスマイクを片手に姿を現した。総立ちになった客席の通路を峯田は歌いながら進んでいく。ステージの白いスクリーンにはライブで映像が映し出されている。真ん中からステージへ登壇した峯田は、アコースティックギターを肩に掛けるとワイヤレスマイクを捨て、有線のマイクから「人間」を弾き語りで歌い終えた。

峯田は本ツアーを振り返り、「札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡。1ヶ月半かけて8年振りに全国を廻って、東京に戻ってきました。ツアーを経験して一番に思ったのは、このまま行くしかねえなって。ダサくてもこのまま歌っていくしかねえんだ、って思いました」と語った。

2曲目「生きたい」が峯田の弾き語りから歌われる。静かにバンドメンバーがステージへ上がる。ギター&コーラス:山本幹宗(ex-The Cigavettes)、ベース&コーラス:藤原寛(AL)、ドラムス&コーラス:後藤大樹(AL)。弾き語りからバンド演奏へ曲の展開が移ると、ギター、ベース、ドラムの音は一つの塊となって会場のスピーカーから大音量でホール全体を響かせた。3曲目「若者たち」。ステージ後方の白いスクリーンが上がり、川島小鳥による本ツアーのイメージ写真が大きく姿を現した。続いて「大人全滅」。曲が始まると峯田はマイクで何度も自らの額を殴り、天を仰いだ。歌う峯田がステージから客席のフロアに降りると、観客は峯田の周囲に押し寄せた。峯田はモッシュピットのように揉みくちゃの様相となったエリアの中心で客席の椅子の上に登り、歌い上げた。

「大人全滅」を終えると再び峯田1人でのステージとなった。生まれてから18年間を過ごした故郷、山形を発った日のエピソードが語られた。20年前に作った曲です、心を込めて歌います、と「YOU & I VS.THE WORLD」が弾き語りで歌われた。続いて「佳代」。曲の冒頭、峯田は演奏を止め、「1つ隣の駅の高円寺には当時初めてお付き合いしたxx佳代さんのアパートがあって、今でも高円寺は僕にとって特別な街です」と曲に込めた思いが語られた。「べろちゅー」。峯田の弾き語りによるイントロが始まると、再びバンドメンバーがステージへ登壇し、バンド編成で演奏された。

新曲の「骨」、「夢で逢えたら」に続いて演奏されたのは「あいどんわなだい / I DON'T WANNA DIE FOREVER」。後藤による力強い四つ打ちのドラムは中野サンプラザのホールを大きく揺らし、観客を心の底から躍らせた。「この中野サンプラザで歌いたかった曲です」というMCの後に演奏されたのは「BABY BABY」。続けて、峯田はタンバリンを片手に「漂流教室」が歌われた。

「新訳 銀河鉄道の夜」。山本にスポットライトが照らされ、エレキギターのイントロで曲が始まる。峯田のエレキギターによる弾き語りを挟み、バンド演奏で曲が披露された。そして曲がサビへ展開されたその時、ステージ全体に上部から連なるように釣り下げられた、小さな白い電飾が一斉に点灯した。普段は1つの星も姿を見せない東京の夜に、満天の星空が広がった瞬間だった。

「光」。3人のバンドメンバーはステージを降りず、峯田によるジャズマスターの弾き語りから曲が始まった。曲がバンド演奏に展開されると、峯田はジャズマスターを捨て、ハンドマイクを掴んだ。3人のメンバーによる力強い演奏に後押しされるように、峯田は歌声を強く震わせた。続いて「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。演奏が始まると、ステージの奥上部からシングル「生きたい」のイメージ写真(ジャケット写真の別カット)が降下し、大きく広がった。

「嘘だと思って聞いて下さい」と峯田は予め前置きした上で、「これから新曲をたくさん作って、アルバムも出して、8年も待たせずにライブを廻りたいです」と今後の活動の展望を語った。前奏に峯田の口からメンバー紹介が挟まれる「僕たちは世界を変えることが出来ない」を演奏し、ライブ本編が幕を閉じた。

アンコール。会場である中野サンプラザについて、峯田本人にとっての思い出深いエピソードが語られた。また、区の主導による再開発の関係で、現在の中野サンプラザが近く取り壊しになる話に触れ、「建て替えで中野サンプラザが1万人入る会場になっても、またライブが出来たら嬉しいです」と素直な思いを語った。アンコールの1曲目は「夜王子と月の姫」。歌詞の「九月の十一日」は「三月十一日」に替えて歌われた。続いて「ぽあだむ」。山本によるエレキギターのカッティングがイントロに鳴らされた。バンドによる演奏で披露された「ぽあだむ」を終えると「愛してるってゆってよね」のオケがスピーカーから流れ、ステージの上部からミラーボールが降下した。後藤と山本は静かにステージを降りた。峯田と藤原の2人はそれぞれハンドマイクを握り、歌う。「銀杏ボーイズ!」のコール&レスポンスは、回転するミラーボールの光に照らされた、中野サンプラザのホールに響き渡った。

8/11 新木場 / cero presents 「Traffic」

15:00過ぎに新木場駅へ到着した。りんかい戦と有楽町線の終着駅、京葉線だけが荒川を越え東京湾に沿って千葉へ向かって行く。お盆に差し掛かった"山の日"の新木場駅は、大きな荷物を抱えてエスカレーターに乗り込む人々も少なくなかった。そんな新木場駅で下車した後、普段は10tトラックが何台も行き交うであろう道路の横断歩道を渡り、STUDIO COASTへ。

屋外のスペースに設営された出店のテント、フードトラックとグッズの物販を一通り眺める。屋内のBARスペースでドリンクを引き換えた後、メインステージの扉を開けると、既にクレイジーケンバンドのライブが始まった後だった。今日のイベントの出演者の中では最も長い、19年のキャリアを誇るCKBのステージングはベテラン然とした圧巻のものだった。10名超のバンドメンバーで演奏される珠玉のソウルナンバーや、小野瀬雅生ショウ(Vo横山剣はスケージから掃け、Gt小野瀬をはじめとした楽器陣がそれぞれのソロプレイを繰り広げるコーナー)など、50分というCKBとしては短い時間であったが、バンドの魅力が凝縮されたライブだった。

メインステージのライブが終わる度にBARスペースや屋外の出店エリアは中々の混雑だった。一方で転換中のメインステージのフロアは十分な余裕があり、フロア後方には座り込む人々など、長丁場のイベントらしい様子も見られた。続いてのライブはseiho。Kan Sano(Key)と松下マサナオ(Dr / from Yasei Collective)を迎えたバンドセットでのライブとなった。中性的なルックス、"オフショル"の衣装、花を生けた花瓶に牛乳を灌ぎ、飲み干すパフォーマンス。seihoによるエレクトロサウンドはきわめて記号的で細胞的だ。そしてKeyとDrの2名による演奏が、seihoの音楽を組織的で有機的なものへ押し広げていくライブだった。

メインステージでは5組のミュージシャンが出演した本イベントの丁度真ん中、3組目に登場したのはランタンパレード(バンド編成)。他の4組はそれぞれの風をフロアに吹かせるライブを披露したが、ランタンパレードの音楽は風の吹かない凪であり、台風の目だった。冒頭に「はずれろ天気予報」「夏の扉」の後、アルバム「魔法がとけたあと」から多くの曲が披露された。現実の感覚、その手触りをそのままに落とし込んだ歌詞がバンドの生演奏とともにSTUDIO COASTという大きなライブハウスに響き渡る。曲の演奏を終える度に、Gt&Vo清水はまっすぐな声でありがとうと観客に告げた。ライブ終盤、「回送列車は行く」に続いて披露された「甲州街道はもう夏なのさ」にフロアは大きく沸いた。曲の終わりに「cero、ありがとう」と告げ、ランタンパレードのライブは幕を閉じた。

続くメインステージのアクトはOMSB & Hi'Spec。本イベントで唯一のヒップホップ系の出演者である自覚からか、OMSBはフロアの雰囲気を確かめるMCを観客に何度も投げかけた。一方ライブ演奏では、Hi'Specが鳴らすLowの効いたトラックとOMSBのアグレッシブなフロウがフロアを圧倒した。楽曲のリリックに裏付けられた"ヒーロー"然としたライブは、彼自身のストレートな心情の発露だった。最後の曲を終えた後、「いよいよ真打の登場だ、最後まで楽しんで帰ってくれよ」と本イベントの主催者であるceroへ引導を渡した。

本イベントのメインステージのトリ、ceroのライブはアルバム「Obscure Ride」の1曲目「C.E.R.O」で幕を開けた。「Yellow Magus」に続いて演奏されたのは「Summer Soul」。間奏でリズムが重く変化した。「このビート、さっきも聞いたでしょ?」と高城がスペシャルゲストとしてOMSBをステージに呼び込む 。今回の為に書き下ろされたOMSBのラップが乗ったエクスクルーシヴな「Summer Soul」となった。「Orphans」、新しいアレンジで演奏された「ターミナル」を終えた後、VJとしてVIDEOTAPEMUSICが紹介される。その後、「わたしのすがた」「Elephant Ghost」「Contemporary Tokyo Cruise」の3曲が「VIDEOTAPEMUSIC × cero」として披露された。ライブ終盤、高城はMCで今回のイベントを回顧し、その手応えと、次回の開催を期待とともに熱望の思いを滲ませた。その後、本編ラストの「街の報せ」、アンコールに「Fallin'」が演奏され、cero presents「Traffic」のメインステージが締めくくられた。

8/5 / 映画「シン・ゴジラ」雑感

# ネタバレ有り

「シン・ゴジラ」の一番の魅力は、作品の中で余計な間を持たせず、次々にカットが変わることによる、テンポの良さである。それは閣議の場面や巨災対の部屋の中での場面など、室内のシーンにおいて顕著な傾向にある。室内で唯一、長い間カットの変わらない場面は、霞が関から離れた新しい官邸へ主人公・矢口が足を踏み入れた後、内閣関係者との会話が交わされたシーンだ。このシーンを境に、作品は掲げられたキャッチコピーの通り、現実(ニッポン)が虚構(ゴジラ)へ真正面から対峙する物語となる。

本作品において、ゴジラを除く全てにおいて徹底的な現実性が追求された。そして、ゴジラに対しては徹底的な非現実性が追求されたように感じる。観客として一番の衝撃を受けたシーンは、ゴジラの眼球がその姿と共に初めてスクリーンに映し出されたシーンだ。市民が逃げ惑う姿に目を奪われた後に、観客は真正面から迫り来るゴジラと否応無しに視線が合う。ただゴジラに背を向けて逃げることしかできない、という絶望を抱かせるには十分過ぎるシーンだったと感じる。

本作品のストーリーの大いなるバックボーンとして、宮崎駿風立ちぬ」が挙げられる。野村萬斎演じるカプローニが、庵野秀明演じる堀越二郎へ贈った「創造的人生の持ち時間は10年だ、君の10年を力を尽くして生きなさい」というメッセージに重なる言葉が本作品中に登場する。そして「風立ちぬ」の演技指導において、宮崎駿野村萬斎に「カプローニは堀越二郎にとっての"メフィストフェレス"だ」と説明した。この"メフィストフェレス"は「シン・ゴジラ」中のゴジラ像を的確に示している。本作品において庵野秀明ゴジラモーションキャプチャー役に野村萬斎を指名したことの因果はここにあると推測される。

本作品のエンドロールでは莫大な量の出演キャスト及び製作スタッフ、協力各位が名を連ねる。その全てが「シン・ゴジラ」という作品に結実している事をここに断言したい。

6/22 / 銀杏BOYZ「世界平和祈願ツアー2016」初日Zepp DiverCity公演レポート

銀杏BOYZの8年半ぶりに開催された全国ワンマンツアー「世界平和祈願ツアー2016」の初日、東京Zepp DiverCity公演へ行ってきました。19:00過ぎに開演、アンコールを含む終演は21:30過ぎ、2時間半に及ぶライブでした。

以下、ツアー内容のネタバレを含む内容となります。この点を把握された方のみ読み進めていただきますようお願いします。

 

citizenpool.hateblo.jp

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19:00過ぎ、会場が暗転。ステージ奥の白い引割幕が両サイドから閉じられる。ステージへ向かう峯田の姿が白い引割幕をスクリーンに映し出される。ステージに峯田が登場。大きな歓声が沸く。スクリーンに映し出される映像がステージ正面から撮影されたものに切り替わる。本公演では峯田のソロ弾き語りの曲、また曲のイントロ・前半部分が弾き語りの曲は、ビデオカメラの映像出力を用いたリアルタイムのライブ映像上映が行われた。

1曲目「人間」(弾き語りのみ)。本公演でのライブ映像上映は(恐らく)3カメ体制で行われた(ステージと客席の間部分、客席フロアの中央部、客席フロアの後方部=PAブース、の3つ)。特徴的だったこととして、いずれも多くが寄りの画であり、引きの画はほとんど無かったということが挙げられる。峯田の目元アップ、演奏されるアコギのサウンドホール部のアップ、歌の部分での口元とマイクのアップ(目元さえカットされていた)などだ。本公演のライブ映像上映において、映像として音楽を映し出そう、という意思を感じた。歌に込めた思いを訴える瞳、アコースティックギターの指の弾きによる弦の震え、そして唇とマイクの距離感、すべてがスクリーン一杯に映し出された。

「僕たちとあなた達の、友達にも恋人にも家族にも言えない秘密の、その後ろめたいすべての罪を肯定したいと思います。」2曲目「生きたい」。峯田の弾き語りの中サポートメンバーがステージへ上がる。ギター:山本幹宗(ex-The Cigavettes)、ベース&コーラス:藤原寛(AL)、ドラムス:後藤大樹(AL)。

3曲目「若者たち」。曲のイントロでスクリーンの映像が消え、白い引割幕が開く。川島小鳥氏撮影による本ツアーのイメージ写真が大きく広がる。モッシュピットの圧縮が強くなり、後方から何人もダイバーが転がってくる。峯田もギターを抱えたまま客席へダイブ。峯田の歌声がスピーカーから聴こえなくなっても、歌は客席全体から大きく立ち上る。

「チン君がいなくなって、あびちゃんもいなくなって、村井くんまでいなくなって、1人でもう銀杏BOYZは出来ないんじゃないかって思ってしまったこともあったけど、そんなことは無かった。ステージに向かうとお客さんから飛んでくる怒号と罵声、何度夢に見たことか。フェスとかじゃなくて銀杏BOYZのために足を運んでくれた皆さんに感謝します、ありがとう」

「まだ見ぬ明日に」に続き、「大人全滅」を終えると峯田はベース藤原の元へ向かい、強くハイタッチ。そのまま指と指とを絡ませた。どちらもGOING STEADYの曲が元になった曲であるが、あの頃のように歌えないという思いに対して、今こうして歌いたいという思いが大きく上回った、その結果がステージの上で果たされた瞬間だった。

サポートメンバー3人はステージを降り、再び白い引割幕が閉じられる。5年前に故郷の山形へ帰省した際、高校時代の旧友との再会のエピソードが語られた。「17才(南沙織カバー)」、「ピンクローター」が演奏された。

ステージ下手からマネージャーが持ってきた椅子にアコギを抱えたままの峯田が腰掛ける。「16年前に作った曲を久しぶりに今日歌いたいと思います、佳代という曲です」「GOING STEADYでこの曲が入ったアルバムを発売したときに佳代ちゃんにもう歌わないでくれって言われて、そりゃそうだよね、こっちが勝手に思い出を美化してるだけなんだから、当の本人は堪ったもんじゃないと思うよ」「2年前に佳代ちゃんから久しぶりにメールが来て『あの頃は言えなかったけど、ありがとう』って。時の流れが解決してくれた、って思ったよ」

「佳代」の演奏を終えた後、「もう会えなくなってしまった人に、きっといつかまた会える、そう思って、そう信じて、ずっと歌を歌っていきたいと思います。」と峯田は語った。

「べろちゅー」。峯田の弾き語りの演奏が始まるとサポートメンバー3人は再びステージへ登壇する。ギター山本のイントロ、ギターアンプは鳴るものの、返しとメインスピーカーからギターの音が鳴らないトラブルが発生した。暫しの対応の後、山本は今すぐにどうぞと合図を峯田に送る。峯田は「大丈夫、1回ギターの音を出してみて」と確認を促す。山本はイントロ、ギターのコードを鳴らす。峯田は深く頷き、曲の頭から改めて「べろちゅー」が演奏された。

引割幕が開き、安藤裕子への提供曲「骨」のセルフカバーが演奏される。笑顔でギターを弾く山本の姿が印象的だった。今日のライブで披露された曲は大袈裟に言えば、峯田和伸の音楽生活20年のオールタイム・ベストというべき内容だった。サポートメンバーには原曲とそれらに施されるアレンジが命題として突きつけられる。そのプレッシャーは計り知れないものであると感じる。そうしたプレッシャーからの一時の解放が「骨」の自由な演奏から感じられた。

続いて「夢で逢えたら」、「あいどんわなだい」、「BABY BABY」が演奏される。客席フロアは狂騒と熱狂の盛り上がりに包まれる。ギターを置き、タンバリンを片手に歌った「漂流教室」。ベースの藤原はサポートメンバーで唯一コーラスも担当するが、この曲での彼のベースプレイはまさに歌うようにベースを鳴らす見事な指捌きだった。

「僕が歌を歌っているんじゃなくて、歌が僕を歌ってくれている、そう思います。この曲があなたにとって、あなたの隣に寄り添ってくれる、友達のような曲でありますように」と「東京」が演奏される。

再び引割幕が閉じ、弾き語りでの「新訳 銀河鉄道の夜」。

そして「光」。開演から2時間近く経った会場のモッシュピット、その雰囲気は極限の状態に達していた。辺りを見回しても虚ろな表情を浮かべる客も少なくなかった。しかし、ステージの上にいる峯田は音楽に突き動かされるように、歌う。そして再びステージへ戻ってきたサポートメンバー3人の、今日一番の迫真の演奏が繰り広げられる。峯田はサポートメンバーの演奏に心の底から嬉しそうな表情で歌う。ステージが光で満たされた圧倒的な瞬間だった。

「これから全国ツアーを回って、このメンバーで新曲を作って、8月に東京・中野でライブをします。またライブ会場で会いましょう」と「ボーイズ・オン・ザ・ラン」が演奏される。そして「僕たちは世界を変えることができない」を演奏し、ライブ本編が終了した。

アンコール。「照明さん、ステージの照明をオレンジ色の夕焼けにしてください」と告げ、「ぽあだむ」が演奏される。ぽあだむを終えると、山本と後藤はステージから捌ける。峯田と藤原の2人で「愛してるってゆってよね」が歌われる。「銀杏ボーイズ!」のコール&レスポンスが繰り広げられた。

終演後、峯田がステージから捌けるのを待たずに客出しのBGMが流れ出し、ライブは終演した。小沢健二「ある光」。

 

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