1/5 「劇場版 501」感想

「ヤルかヤラナイかの人生なら、俺はヤル人生を選ぶ。(テレクラキャノンボール2013)」
という至言を生み出したビーバップみのる監督によるドキュメンタリー怪作(AVのようなもの)。
お坊さんが座禅を組んで悟りを開くように、彼ら(ビーバップみのる氏を始めとした一部のAV監督)はセックス(性交渉)をすることで悟りを開くというか、そこに何らかの答えを見い出そうとする。
そんな目論見から立ち上げられたプロジェクト501、軸となるはずだったAV女優/霜月るな(24歳)に対しビーバップみのる氏はアプローチするも、重ねる度に彼女の心は離れてしまい、(本来の)プロジェクトはあえなく頓挫してしまうことに。
予め日程が限られ、6人のAV監督のバトル形式で開催されたテレクラキャノンボールとは異なり、ビーバップみのる氏の孤独な戦いであったプロジェクト501は本来決められた3日間の日程で決着は付かず、長く混沌とした延長戦へ突入する。
この劇場版はその長い延長戦にビーバップみのる氏なりのケジメをつけるまでの記録を1時間58分という映画用の尺に収めようとしたもののほぼ収拾がつかなくなってしまった、そんな結果を含めてのドキュメンタリーである。
テレクラキャノンボール2013では主導権を握り続けた格好いいビーバップみのる氏の姿が記録されているが、ドキュメント501におけるビーバップみのる氏は当初のプロジェクトで主導権を掴み損ねたことをきっかけに、正解を探してもがき苦しむ無様な姿が記録されている。
そんな彼に対してこの作品の最後に登場する女性から掛けられる言葉はビーバップみのる氏にとってはすれ違ってしまう言葉のように感じられて、哀しい。
「ヤル人生を選んで、結果として何もかもがうまくいかない」んだけれど、そこで何とかモノにしようとするビーバップみのる監督の情熱のようなものがスクリーンを通じて自分の心に移ってくる、そんな映画でした。


「頑張らなくてもいいけど、頑張れよ。」

2016

2016年、新しく始めることの1つとしてこのブログを立ち上げます。日記じゃなくてブログ。自由に文章を吐き出していきたいと思います。

今年は、今までとは違う新しい方向にお金の使い方を変えていきたい。その日暮らしはやめて(大貫妙子)、都会に暮らしているのだから、CDを買ったり映画を見るような文化に限らず、落語であったり演劇のようなナマの文化に飛び込んでいきたい。

もうすぐ1年が経とうとしている都会の暮らしはとても退屈で、なぜなら、の1番の理由は自分自身で、そんな自分自身のケツをブログで叩きます。

よろしくどうぞ。

 

(日めくり)まいにち、修造!

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