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5/21 渋谷

アップルストアの道路挟んで反対側、地下の駐車場へ続くスロープの先にあるドア。その向こうのライブスペースにて開催された、butaji「EYES」ミュージックビデオ上映会へ。土曜日の真っ昼間、喧騒の街に対して、穏やかな落ち着く空間の会場だった。

上映用の機械の調子が悪いので、と初めにbutajiのライブが行われた。アコースティックギター1本と、ボーカルのエフェクト用と思われるカオスパッドのシンプルな編成だった。「ウィークエンド」から始まったライブはアルバム「アウトサイド」からの曲が多く披露された。アルバムでは色鮮やかなアレンジが施された曲が、ギターとボーカルだけで演奏されたとき、楽曲の核心がグッと立ち上がってくる印象と、何よりもボーカルの素晴らしい歌声に魅了された。ライブの中盤には新曲「花」「秘匿」も披露された。今までのbutajiの楽曲の歌詞の世界を、線を引いて境界を分けたとしたら、新曲の歌詞で表現される世界はこれまでの世界の境界線より内側へ入り込むような、立ち入ったような、そんな印象を受けた。「茜空の彼方」という未発表曲も新曲だったのだろうか。この曲を聴いたとき、小学生の頃に住んでいた街、閑静な昔ながらの住宅街の東西に伸びる通学路、その通学路を歩いていた少年時代と、10年振りにその通学路を歩いた3年前の思い出がふと脳裏に甦った。宇多田ヒカル「サングラス」のカバーも披露された。「EYES」「東京タワーとスカイツリー」が演奏され、butajiのライブ演奏は幕を閉じた。

小休憩の後、プロジェクターで「EYES」ミュージックビデオの上映。上映後、butajiと本MVの監督、五十嵐耕平氏が登壇。トークショーが行われた。本MVの製作に至った経緯や青森で行われたドローンによるMVの撮影の様子など、終始和やかなムードで行われた。トークショー終盤の質問コーナーで、「EYES(アイズ)というタイトルは福島県会津(あいづ)地方と掛かっているのでは?」という質問が一瞬思い付いたが、ただの駄洒落じゃないか、と躊躇してしまった。

ついつい会津地方についてスマートフォンで検索しながらの帰路となった。色々調べた結果として、会津地方は東北でも随一の自然豊かな地域であると知り、是非行ってみたいという気持ちが強く沸いた。8月に猪苗代湖畔にて開催が予定されているオハラ☆ブレイクに併せて、訪れたいと思う。